はじめに:初めての父親育休、感じたこと
私はYu.。メーカー勤務のプログラマーです。
妻と0歳の息子、そして2匹の保護猫「むぎ」と「まめ」と暮らしています。
初めての育休、どんな生活になるんだろう?
私もそんな不安を抱えながら、1か月間の育児休業を取りました。
想像していた「のんびりした育児休暇」とはまったく違い、泣き声・夜泣き・寝不足の連続。
でもその中で、父親としての責任感や夫婦の信頼、家族の絆を強く感じました。
この記事では、そんなリアルな1か月の記録を共有します。
育休取得までの準備
上司・同僚への報告と反応
出産予定日の半年前から、少しずつ周囲に「育休を取りたい」と伝えながら、業務の引き継ぎを開始しました。
チームリーダーとして裁量もありましたが、正式報告の瞬間はやはり緊張。
「1か月丸々休むのはどう思われるだろう…」と不安がありました。
しかし、同僚から「一か月じゃ足りないんじゃない?」「頑張ってね」と声をかけてもらえて、肩の力がふっと抜けました。
特に育児経験のある女性の同僚たちからの励ましは、本当に心強かったです。
準備で意識したこと
業務引き継ぎだけでなく、給付金や社会保険料免除などの制度面の確認も大切です。
自分で調べて人事に問い合わせるなど、主体的に動くことをおすすめします。
会社任せでは意外と進まないことも多いです。
新生児期の生活と驚き
泣き声と格闘する日々
生後間もない赤ちゃんの泣き声は、想像以上に大きくてびっくり!
最初は原因がわからず、「どうしたら泣き止むの?」と途方に暮れることも多々ありました。
泣く原因の一つが便秘で、綿棒浣腸でうんちの問題が解決したときは、思わずガッツポーズ(笑)
“泣く・ミルク・寝る”の繰り返しで、こちらも休むタイミングがないほどの毎日でした。
夜間の工夫と分担
夜は夫婦でシフト制に。
私は夕方7時〜深夜0時、妻は0時〜朝まで対応。
この分担でようやくお互いの睡眠が確保できるようになりました。
妻が産後ケア施設に行っている間は、家で少し休める時間もあり、その短い時間が心の支えに。
「自由時間のありがたみ」を深く実感しました。
育休で気づいたこと
夫婦のチーム感が強まる
育児は「母親の仕事」ではなく、完全にチーム戦。
お互いが限界を知り、支え合うことで信頼関係がぐっと深まりました。
夜泣きに2人で立ち向かい、成長を一緒に見守る中で、
「この時間を一緒に過ごせて本当によかった」と心から思います。
💡 学び: 育休は“助ける期間”ではなく、“一緒に親になる期間”なんだと実感しました。
読者へのメッセージ
育休を迷っている方へ
取れるなら、ぜひ取ってください!
可能であれば2〜3か月あると、より余裕を持って育児に向き合えます。
1か月でも、子どもの成長を間近で感じられる時間はかけがえのない宝物になります。
夫婦で協力するコツ
母親でないとできないことは意外と少ないです。
大切なのは、「自分の子を育てたい」という気持ちと、産んでくれた妻への感謝。
無理をせず、少しずつ慣れていきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 父親の育休ってどんな準備が必要?
職場への報告は、上司や人事任せにせず、自分から積極的に動きましょう。
育児休業給付金の申請や手続きなど、会社が自動でやってくれるケースは少ないです。
事前に人事部へ相談して、必要書類や期限を把握しておくのが大切です。
Q. 1か月の育休でできること・できないことは?
できること: 産後の妻を精神的・身体的に支えること、育児の基礎を身につけること。
できないこと: 生後3ヵ月くらいまでは、授乳回数が多く睡眠時間も短いです。働きながら可能な範囲でサポートし、育児に関わっています。
Q. 給与や手当はどうなる?
2025年10月現在では、産後パパ育休で14日以上取得すると、最大28日間まで、社会保険料免除+育児休業給付で実質手取り100%になる制度があります。配偶者も14日以上育児休業を取得する必要があるなど、色々条件はあります。
そして、制度は変わる可能性があるので、必ず最新情報を確認してください。
👉 厚生労働省「育児休業制度」
Q. 仕事復帰への不安はどう解消した?
私は社外持ち出し用PCを許可を得て自宅に持ち帰り、休暇中も業務メールを軽くチェックしていました。
そのおかげで、復帰時にギャップを感じにくくスムーズでした。
復帰後はお礼のお菓子を配り、丁寧に挨拶することで周囲との関係も良好に。
Q. 妻との家事・育児分担のコツは?
夫婦で「今日はどっちが何をやる?」を日々話し合うことが何より大切。
奥さんの希望を聞きつつ、自分も無理をしない範囲で協力しましょう。疲れているとき、もう片方がサポート出来るという形が理想です。
状況に応じて臨機応変に役割を変えていくのがコツです。
Q. 育休中にやってよかったことは?
息子の成長を毎日そばで見守れたこと。
そして、夫婦で育児に本気で向き合えたこと。
この時間があったからこそ、「父親としての自覚」が生まれたと感じます。
おわりに:育休はゴールではなくスタート
育休を取った1か月は、長いようで短く、でも一生忘れられない時間でした。
仕事のスキルよりも、「家族と過ごす時間の価値」を知れたことが最大の学びです。
これからも、家族と共に成長していきたい。
父親として、夫として、そして一人の人間として。